中国の大学で日本語教師をしたらホワイト突き抜けてクリスタルだった件(2026ver・渡航7年後の現状)

2026年9月27日日曜日

04中国の大学

t f B! P L
ホワイトタイガー


2019年の9月から中国の大学で日本語教師をしているきいろいぴよ🐣です。
という記事を書きました。

今年2026年7月には中国元の為替レートが1元=24円を超える場面もあり
中国渡航当初の2019年の1元=約15円、2022年の1元=20円の時とは状況が大きく変わりました。

また、この4年で福利厚生面・生活面での変化があり、金銭面の状況が相当変化しています。

そこで、上記の記事を1元=24円で計算しなおすとともに、この4年間の変化を盛り込んで

中国の大学で日本語教師をしたらホワイト突き抜けてクリスタルだった件(2026ver・渡航7年後の現状)

として記録し残すことにしました。

2026年現在の中国(江蘇省・常州市)の大学での日本語教師の収入や生活状況を把握したい方の参考になれば幸いです。

それでははじめましょう♪


中国の大学で日本語教師をしたらホワイト突き抜けてクリスタルだった件(2026ver・渡航7年後の現状)


1.求人票に書かれていたことと追加で質問したこと

私が応募した求人票には以下のことが記載されていました。

①給与 8,000元
②週16-20コマ(1コマ45分)
③1年に1回往復エコノミークラスの航空券代支給。
④教師寮無償提供。
⑤契約期間中の夏休みや冬休みが有給。
⑥保険あり

エージェントに次の質問をしました。

①について
Q.2年目以降に昇給などの規定はあるか。
A.2年目は500元アップして8,500元になる。

②について
Q.授業は1コマ単位かそれとも2コマ1セットとして行われているのか。
A.授業は2コマ1セット。
Q.授業以外はどのような待遇になるのか。職員室で事務及び教案作成?
A.授業以外は基本的に自由。

④について
Q.教師寮の間取りや備品について詳しく教えてください。
A.写真を送ります。

⑥について
Q.保険の内容について教えて下さい。
A.保険の保障内容の表を送ります。


2.求人票にかかれていたことについての実態&感想。

①給与 9,600元

8年目の現在は9,600元(23万円くらい)になりました。

私が2026年9月にいくつか確認した求人では、大卒の日本人日本語教師の中国の大学での給与はだいたい7,000~12,000元程度だったので普通だと思います。

そこから税金180元(4,300円くらい)、社会保険料520元(12,500円くらい)、組合費18元(約450円)を引かれた金額が中国の銀行に毎月振り込まれます。

※2024年7月に大学の新キャンパス内の寮に引っ越したので、それまで支払っていたインターネット代80元(約1,920円)の支払いは不要となりました。

手取りだと21万3千円くらいです。

23万円の支給額に対して税金が4,300円ほどで良いというのは、ありがたいです。

日本でいうところの国税&住民税の合計が23万円の給与支給額に対して4,300円ということです。


海外(途上国)で働くと、外国人は現地の人に比べてかなり多くの収入を得ることとなり、その分、賦課される税金が高くなって、手取りで相当目減りするということが多いので、この税金180元(4,300円くらい)は本当にありがたいです。


②週16-20コマ(1コマ45分)

前学期は週10コマでした。

ここ1、2年は学期によって週10コマだったり12コマだったりしますが、いずれにしても十分少ないです。

中国人の日本語の先生はだいたい週8-16コマのようなので

中国の大学教員としては普通の受け持ちコマ数なのだと思います。


③1年に1回往復エコノミークラスの航空券代支給

購入した航空券は中国元で中国の銀行に後日振り込まれます。

2024年の契約より、5,000元(約12万円)の上限が設けられました。

平時の際の上限であり、コロナのような非常事態の際には、その都度考慮するとのこと。

2026年夏の上海-大阪の往復便はANA使用でも3,000元ちょっとだったので、この上限設定は少なくても5年くらいは、実害はないだろうと思っております。


④教師寮無償提供

2024年の夏に新キャンパス内の寮に引っ越ししました。

今回は2部屋ですが、24㎡と26㎡の2部屋で、天井も高く、ベランダが2つあって

十分快適です。

大学のキャンパス内にあり、教室までは徒歩15分くらい、チャリだと10分かかりません。


冷蔵庫・電子レンジ・電気コンロ・洗濯機・キングサイズベット・・洋式トイレ・温水シャワー・バスタブ・エアコン2台・液晶テレビ(43型)・ソファー・テーブル・・プリンターなどなど生活家電沢山付いてました。


⑤契約期間中の夏休みや冬休みが有給

本当にまるごと有給です。

100%支給されます。

以前は夏休みの分は契約更新後の10月に振り込まれていましたが、2024年7月より、契約期間中は毎月振り込まれるようになりました。

(10月一括振り込みだと10月の課税所得が一時的に増えて、税金が3,000元(約72,000円)オーバーになってしまって、けっこうな割りをくっていたんですけど、毎月振り込み方式になってからはそれが無くなり助かりました。

※年末調整か何かでいずれかのタイミングで調整されるものだと思っていましたが、そうではありませんでした。)


学期末のテストが終わったら学校に行く必要がありません。

夏休みと冬休みはそれぞれ2か月くらいあります。


⑥保険あり

病院代が40万元(1000万円くらい)まで保障される保険に加入しています。

飛行機事故で亡くなったら20万元(400万円くらい)などの死亡保険もついているようです。

現実的な保障内容だと思います。


3.中国の大学で日本語教師の福利厚生

給与は9,600元(23万円くらい)ですが福利厚生が充実しています。

①教師寮無償提供。
②学生食堂(学食)とは別に教員食堂(教食)があり、学食より安価。
 朝・昼・晩利用可能。
③保険代(民間)は学校持ち。
④1年に1回往復エコノミークラスの航空券代支給。(上限往復5,000元)
⑤食費補助として毎月300元(7,200円くらい)
⑥組合加入(組合費18元(430円くらい)/月)により、年に3回、1回当たり1~2万円相当のギフト券がもらえる。
⑦国慶節などのイベント時に菓子折りなど。


4.福利厚生の現金換算(きいろいぴよ体感値・月あたり)

①教師寮無償提供(50,000円)


 2024年の夏に新キャンパス内の教員用の物件に引っ越ししてきました。

 大学内にある留学生用寮の最上階の教員用物件です。

 部屋は24㎡と26㎡の2部屋。
 
 キッチン&バスタブ付き

 ホテルみたいに温水が常時出てきます。

 大学構内にあるので、大学構内に入るのにキュリティーチェックがあるし、
 寮の建物に入るのにもセキュリティチェックがあり
 セキュリティーに問題は感じません。

 大きめのショッピングモールと地下鉄の駅までチャリで20分くらい。

 2,000元/月(48,000円/月)くらいではないでしょうか??

 加えて、この物件に引っ越してきたことにより、前物件では自分で支払っていたインターネット代80元(約2,000円)は支払い不要になったので、その分も上乗せして
計50,000円/月の計上とします。


②キャンパス内学生食堂が4か所あり、バラエティ豊か(10,000円)

 
 毎月300元(約7,200円)職員カードにチャージ有り

 学校外なら昼30元、夜60元出せば結構な食事ができます。

 学食なら昼20元、夜20元くらいだせば十分です。

 新キャンパスでは、学生食堂が充実しすぎていて、教員食堂は利用しなくなりました。

 朝・昼・晩利用可能。土日祝もOK。というのがありがたいです。

 毎月校内で使える300元が職員カードにチャージされるので
 それを消費するために週3回ペースで通っています。

 毎月10~15食タダ飯が食べられるということでその節約効果を毎月10,000円とします。


学食例①

学食例①


学食例②

学食例②


学食例③

学食例③


③保険代(民間)は学校持ち(5,000円)


 日本の健康保険料は毎月10,000円以上だったと思います。
 
 私の大学では2021年9月分給料より年金・医療保険・雇用保険の3名目で計約520元(約12,500円)控除され始めました。

 大学は増えた分を給料に上乗せして手取り額が減らないようにしてくれました。

 日本の会社では考えられない神対応です。

 中国の大学の求人を確認する際は年金・医療保険・雇用保険の控除の有無とその額を事前に確認することをお勧めします。
 
 また、この公的保険とは別に民間の保険にも加入してくれています(保険料大学負担)。

 この保険は入院や怪我の際、保険金が出ます。(1,000万円くらいまで)

 日本の海外保険で同程度の補償を受けようとすると毎月5,000円くらいかかると思うので5,000円計上します。

 

④1年に1回往復エコノミークラスの航空券代支給(6,000円)


 毎年1回の往復航空券代が実費で支給されます。(片道ずつの請求もOK)

 2024年の契約より、5,000元(約12万円)の上限が設けられました。

 平時の際の上限であり、コロナのような非常事態の際には、その都度考慮するとのこと。

 2026年夏の上海-大阪の往復便はANA使用で約3,000元(約72,000円)でした。

 年間72,000円(6,000円/月)とします。


⑤組合加入により1~2万円相当のギフトが年3回もらえるようになる(4,000円)

 
 2021年から外国人教師も組合に入ることができるようになりました。

 強制ではなく選択制で、毎月18元(約430円)を支払うことにより
 年3回、15,000円相当のギフト券が毎回送られてきます。

 以前はあらかじめ決められたA・Bの二つのセットからの選択制でしたが
 2025年ごろからスーパーで使えるギフト券に変わりました。

 不要なものを送りつけられることもなく、食品や衛生用品など、生活に必要なあれこれがほぼこのギフト券で賄えるようになりました。

 なんてったって、年間で45,000円くらいの商品が購入できます。
  
 ざっくり年5,000円の負担で47,000円相当のギフトとして月当たり3,500円を見込みます。


組合ギフト

組合ギフト例


 あと、国慶節の時に菓子折り、春節にプレゼントなど。

 なにかにつけてなにかしらくれたりくれなかったりです。

 地味に嬉しい福利厚生です。

 月当たり500円を計上します。


①~⑤を合計すると、私が勤める中国の大学の福利厚生の「きいろいぴよ体感値・月当たり」は75,000円となります。


5.ブラック企業の要件

ブラック企業の要件を思いつくままに10個あげてみました。

①長時間労働

②休日が少ない

③有給が取れない

④休日出勤・勤務時間外の呼び出し

⑤残業代が出ない

⑥上司や社長のトップダウン

⑦きついノルマ

⑧昼休みがない

⑨朝礼での吊るし上げ

⑩無駄な長時間の会議


6.中国の大学で日本語教師がホワイト突き抜けてクリスタルだと感じたわけ

ここでは、「5」であげたブラック企業の要件に対する私の中国の大学での状況を記載します。

一読いただければ、読者様も中国の大学で日本語教師がホワイト突き抜けてクリスタルだと感じていただけると思います。

①長時間労働



 私の勤務先の大学では自分の授業以外は自由な時間となります。

 現在は週12コマ(1コマ45分)なので授業時間は週9時間です。(1日ではありません。)

 2コマあたり1時間の事務時間(授業準備・宿題チェック等)を加算しても、週15時間となり、長時間労働とは無縁です。


②休日が少ない

 
 中国の大学での勤務なので完全週休二日制です。

 授業がない曜日は休日になります。

 国が定める祝日はもちろんお休みです。

 休日は多いです。


③有給が取れない

 
 夏休みと冬休みが有給となっています。

 夏休みと冬休みは合わせて約4か月あります。

 夏休みと冬休みは授業がないので取得率100%です。

 日本人の労働の常識を打ち破る有給事情です。

 これだけでもクリスタル確定です。


④休日出勤・勤務時間外の呼び出し

 
 大学内の寮に住んでいるので、休日も大学にいますが、仕事で呼び出されることはありません。

 中国人の日本語の先生も誰も休日に学校に来ていませんから、職員室には鍵がかかっており入ることができません。

 もはや勤務時間が何かわかりませんが、平日の夜中や早朝に呼び出されたことはありません。

 SNSでの業務連絡は夜中に来たりしますが、怯えるような内容が来ることは想定されていません。


⑤残業代が出ない

 
 残業をしたことがありません。

 契約書には年間640コマを超えない範囲で授業を振り分けると書かれています。

 8か月で割っても週20コマになるので、日本語教師としては適正な授業コマ数だと思います。(現状は週12コマ)


⑥上司や社長のトップダウン

 
 日本語学部としてはトップダウンの体制が敷かれているようです。

 指導方法などがコロコロ変わって大変な時もあるみたいです。

 ですが外国人教師はその指揮系統の中には組み込まれておらず、授業の内容やクラス運営は一任されています。(丸投げされています??)

 

⑦きついノルマ

 
 現在は週12コマというのが私のノルマ(?)という事になりますが、
 週20コマで働いている日本語教師はゴロゴロいると思います。

 学生管理や就活指導のような業務が外国人の先生に回ってくることもなさそうですから、ノルマは全然きつくありません。

⑧昼休みがない

 
 午前中の最後の授業が11時30分に終わって、午後の最初の授業が13時30分に始まります。
 2時間あります。

 一度家に帰ってごはんを食べて昼寝をすることも可能です。

 ランチミーティングとか言って、昼休みを潰してくるような会議の設定もありません。


⑨朝礼での吊るし上げ

 
 朝礼がありません。


⑩無駄な長時間の会議

 
 外国人教師が参加しなければならない会議がありません。



7.まとめ

2019年、2022年、2026年の支給額・手取り・生活費・貯金額をまとめると
ざっくり以下のようになります。


支給額・手取り・生活費・貯金額 推移

支給額・手取り・生活費・貯金額 推移


中国元ベースの手取りが微増する一方で、円ベースの生活費は横ばいに抑えられました。

その結果、貯蓄額は円安の影響をまともに受けて約10万円アップし、17万円まで膨らみました。

2026年の手取りからの貯蓄率は、驚異の約80%です。




いかがでしたでしょうか?

ホワイトを突き抜けてクリスタルでしょう??

私の「働き方改革」は大成功です。

ネットで他の日本語教師(@中国の大学)の情報をみていると、「授業以外は基本的に自由」の大学は結構あるみたいです。

夏休みと冬休みは有給無給の違いはあっても休みは休みだと思います。(有給と無給の差は大きいですが・・)

労働の概念が根本的に覆される労働環境です。

もう毎日8時間、毎月、毎年、定年まで働くことが前提の会社と雇用契約を結ぶ気にはなれません。

私はもうできればずっと中国の大学で働きたいです。

今の大学での契約更新ができなくなっても、他の中国の大学を探します。

今の労働環境に慣れてしまうと、もう昔のように働くなんて、よほど何か追い詰められない限り無理です。




ここまで読んで下さった皆様、本当にありがとうございます。

この記事が中国の大学での日本語教師を考えている方々の参考になれば幸いです。

それではまたの機会に



きいろいぴよ🐣

このブログを検索

人気の投稿

運営者情報と運営方針

自分の写真
はじめまして きいろいぴよです。 2019年9月より中国の常州という地方都市の大学で日本語教師をしています。 今まで働いてきた国は タイ(青年海外協力隊・日本語教育・ムクダハーン県)・マレーシア(日本語学校・クアラルンプール)・キリバス(青年海外協力隊・職業訓練校・タラワ)・フィリピン(日本企業・技能実習生への日本語教育のマネジメント・カランバ)・中国(現地採用・大学勤務・常州)です。こちらのブログでは主に 中国の地方都市での暮らしと大学での日本語教育について情報発信していこうと思っております。これから中国の地方都市で働く予定の方や今現在中国で働いている方へ有意義な情報を発信していけたらと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。 2021.6.13 きいろいぴよ

日本語教師の教案本 盗み見教案 きいろいぴよ【紹介】

お問い合わせフォーム

名前

メール *

メッセージ *

QooQ